2017年から日本国内で技能実習対象職種に加えられた 待望の「介護」❗️

この情報を知った私はすぐにベトナム国内の介護事情を調査して来ました。
先ずは、ベトナム国内にある老人ホーム・介護施設約50ヶ所(ハノイ〜ホーチミン)の視察を実施❗️
調査してわかったことが、実に驚いた事に、入居希望者が多く施設が足らないとのこと❗️

平均年齢約31歳前後のベトナムではありますが、
実はベトナムは急速な高齢化が進んでるんです!
徐々に自宅介護の習慣から、祖父母を施設に預ける習慣が浸透し始めていたんです。

それでは、ベトナム国内の介護施設、どんな感じなのか皆さんにご紹介しますね

■入居者人数は、30〜100人規模
■社員は看護師(介護士はいない)
■老人8人に対してスタッフ1名体制
■看護師の給与は3〜5万/月

設備に関しては、まだまだ発展途上な部分が感じられました。
■シャワーのみ(そもそも、浴槽に入る習慣はない)
■多階の建物
■エレベータにベッドが入らない

気になる入居費用に関しては、月額3,000〜150,000円と、日本と同じく施設によってバラつきはありますが
ベトナムの物価を考えると月額150,000円の施設は、結構高額だなぁ…といった印象です。

海外からベトナムへの進出は、タイ・ドイツ・日本(1施設)から来ているようで、
2017年の調査だったので、今はもっとたくさんの企業が進出してきているでしょうね

ベトナムでは介護と言う概念はなく、看護になるという点も調査をして得た
新しい発見でした。


施設不足、働き手不足のベトナムなのに、日本への介護実習生としての入国は未だに(2021年)数千人しかいません。

それは何故なのでしょうか?
実は、介護職としてのスキルの高い学生の多くは、ドイツに行っているようです。
というのも、ドイツの給与は日本の給与の約2倍とのこと・・・

そうなんです…。
日本国は安全な国ではありますが、稼げる国ではないんです。
それを日本企業は知る必要があると強く感じました。

そして、介護実習生として日本に来るには、他の職種に比べて日本語スキルが必要なんです。
現地の実習生候補からしたら、とっつきにくい感じがしてしまいますね。

私は、介護という概念がない実習生候補者に対して、日本の介護を理解して頂く必要があると強く感じました。
そのために、ベトナム国内での人脈を生かし、ベトナムの看護専門学校・四年制の看護コース、特に比較的地方の学校との介護教育の連携を図るようにしました。

そして、日本の介護専門学校、介護事業者も訪問し続け、「日本式の介護」を教育する
このスキームを理解して頂ける所を当たりまくりました。

結果・・・

ベトナム西南部にあり、2万人の生徒を持ち、他分野教育におけるベトナム国内3つの主要大学の1つであるチャビン大学(チャビン省の公立大学)と
日本は岡山県にある岡山ビジネスカレッジの介護専門コースのビジネス提携を結ぶことができました!

2つの組織の連携で出来上がったのが
「日越文化交流介護日本語訓練学校」です。

コロナ終息後に正式スタートとなっています。

今後は、日本の介護事業者としてベトナム進出する企業もよりたくさん出てくるかと思います。

その入居者のターゲットは
ベトナム国内のご老人の方々もそうなんですが、私は他にもターゲットに考えている層があります。
そこにビジネスチャンスがある。

さて⁉️私が考えるターゲットは・・・⁉️
それは、またの機会にお話ししますね。

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